優秀犬繁殖賞

日本警察犬協会から「優秀犬繁殖賞」もいただきました。
もちろん、ブリーとカオスの日本チャンピオンもとてもうれしいですが、「優秀犬繁殖賞」には又違った思いがあります。

優秀犬繁殖賞
わたし達はレアをB胎のお産で失いました。
残された5頭の子犬たちを、1頭も欠かさず元気に育てること、それしかできることがありませんでした。
寒い時期でした。
津の周辺では、インフルエンザが流行し、付近のペットショップでは子犬たちが次々と亡くなっていました。
同じ獣医に通院するラブラドールの出産があり、子犬たちが1頭、また1頭と亡くなるのを目にし耳にしていました。
生後1か月で全頭の子犬たちが亡くなったそうです。
わたしはレアが逝く時、側にいてやれませんでした。
家ではなく、獣医で亡くなってしまいました。
そのせいでしょうか?
自分が見ていないと「子犬たちが死んでしまうのではないか」そんな強迫観念に囚われてしまいました。
夜は一晩中、子犬たちに付き添ってしました。
母犬の世話に敵うわけもないのですが、授乳し、排泄を促し、体をぬぐい、見守り続けました。
時計の進むのが遅い、長くて辛い夜を過ごしました。

一昼夜、レアは自分の命と引き換えに、子犬たちに授乳し、最後まで世話をしてくれました。
レアの献身と、ツァーロンとレアの健康で頑健な体質を受け継いだ子犬たちは揃って元気に成長し、それぞれのお家でとても大切に愛されています。

2008年日本チャンピオン
わたし達にとって、レアの血統を残すこと、それだけが目的になりました。
そのためには、立派なボクサー犬を育て、優秀な血統であると認知されることが必要なのです。
手元に残したブリーゼ レアにわたしたちは審査会と訓練競技会の両立という、難しい課題を課してしまいました。
羽島警察犬訓練所の湊一等訓練士は、わたしたちの期待に応えてくれました。
ブリーも良く応えてくれました。
レアの弔い合戦のような思いでやってきた4年間です。
過酷とも言えるわたし達の期待に、ブリーはホントに頑張って答えてくれました。
2008年日本チャンピオンをいただくことが出来ました。
歴代の日本チャンピオンに選ばれたボクサー犬たちの中で、輸入犬のヘラクレスだけがSch3を持っています。
そしてPAH3を取得しているのは、ブリーだけなのです。
いかに凄いことか!それをクリアしたブリーの素晴らしさはいくら誉めてやっても誉めすぎるという事はないと、心から誇りにしています。

チャンピオンガウン
わたし達リーゼン シュテルン犬舎は、まだ3胎しか繁殖をしていません。
それで、「優秀犬繁殖賞」をいただくことができました。
自分たちの繁殖に対する考え方が間違っていなかったこと、レアの血統を残すことが、素晴らしい繁殖に結び付いたことをうれしく思っています。
これからも、素晴らしい犬たちを世に問い、レアの血統を残します。

このような、素晴らしい繁殖結果を残せたのは、レアの血統の素晴らしさと共に、交配犬たちのお陰です。
A胎のアルスラーン オブ スィート エンジェル
B胎のハーツェン トップ ツァーロン
C胎のクサンティップス フォム ハルツブリク
本当にありがとう!

コメント
じんわりと目頭が熱くなりました。
aruceさん、ブリーパパの思いはレアの血統を引く全ての仔達にぎっしりと詰まっているのですね。
傍らで休むジャスミンを撫でながら、aruceさん、ブリーパパのように、愛情を持ってこの子を育てようともう一度自分の心を確認できた思いです。
レアはきっと、戻ってきますね。
そして、もう一度aruceさんの胸に抱かれる日も、そう遠くないような気がします。
  • ema
  • 2008/05/23 9:33 PM
「優秀犬繁殖賞」受賞おめでとうございます!

レアちゃんの血を受け継いだ子達、本当に訓練士さんと共に頑張っているんですね。
素晴らしい素質に加え、努力の賜物のチャンピオン。

これからもレアちゃんの子孫達は、きっと素晴らしい活躍を見せてくれる事でしょうから「優秀犬繁殖賞」の受賞も毎年恒例に成るかも知れませんね☆

  • 蘭ちゃん母
  • 2008/05/25 3:24 PM
emaさん、ありがとう!
ジャスミンはemaさん家に迎えられて、とてもラッキーでハッピーです。
今度お会いする時は、ジャスミンはどんな女の子になっているかな。
楽しみです。

わたしたちはレアへの思いをブリーに総て背負わせてしまいました。
あの、男前のブリーだから、期待に押しつぶされることもなく、頑張ってくれたと思います。
あんな素晴らしい子を、この手で造れたこと、ナニヨリの幸せです。
親バカ全開で失礼しました。
  • aruce
  • 2008/05/26 5:56 PM
蘭ちゃん母さん、お祝詞をありがとうございます。
繁殖者冥利に尽きます。

リーゼンシュテルンの血統(レアの血統)を残すため、わたしたちだけでなく、血統の犬たちをお持ち下さっている方々がご協力下さるので、ホントにありがたいです。
花月家のブルーメ、とても良い子犬たちに恵まれました。
実は、もう、素晴らしいお婿さんが決まった子もいるのですよ。
生後4か月で♪(笑)
来年の秋には、ブルーメもおばあさんになりそうです♪
  • aruce
  • 2008/05/26 6:08 PM
おめでとうございます。
レアちゃんが来日した時から、様子を伺わせていただき、aruceさんの辛く長い夜を越えて、今かわいらしい愛咲が手元にいると思うと、感慨も一入です。

どんなに大変だったか、想像することすら簡単ではないのですが、ブリーちゃんで見事にその努力が報われました事、こころからお祝い申し上げます。

これからもいろいろご教示いただければ幸いです。

とりあえず、お祝いまで。
  • saku
  • 2008/05/27 10:38 AM
sakuさん、ありがとうございます。
ブルーメの子犬たちもみんな元気で骨太、順調に成長しています。
sakuさんのお手元で育つ愛咲、いつか、どこかの競技会で会えるのをとても楽しみにしています。

来月にはカオスが帰ります。
家で過ごす夏休み、甘やかせてやろうと思います。
レアの子犬たち、孫たちが元気にヤンチャに暮らしているのが、何よりうれしく幸せです。
  • aruce
  • 2008/05/28 2:38 PM
「優秀犬繁殖賞」受賞おめでとうございます!

ボクサー界でのリーゼンシュテルン犬舎の貢献は素晴らしい
こころからお祝い申し上げます。

レアをB胎のお産で失なわれたのですか。
ボクサー初心者の私はまったく知りませんでした
ブリーパパ・aruceさんの思いはレアに届いていますよ

審査会と訓練競技会の両立は大変な事だと聞いております
ブリーゼちゃんの頑張りは心から誇りにしてください
親バカ全開イイじゃないですか↑↑↑
私達もエランが来て大げさですけど人生が開けました。
ボクサー犬それ位魅力のある犬ですから
 コメ遅くなりすみません
(レアちゃんの事知って言葉にならなくて)



  • エランまま
  • 2008/05/29 9:42 AM
柔道の指導者の間では、柔道選手を全員を強くすることは不可能で、10人いれば2−3人勝てる選手を育てて、後は引き分けできる(負けない)選手を育てる、とよく言われます。しかし、あまり素質のある選手は努力しなくても勝てるから、挫折するケースが多いです。それよりも他より二倍の努力をする選手のが強くなります。よい指導者とはいかに生徒に努力するモティベーションを与えるかです。柔道と違って犬の場合は素質がほぼ全てですから、やはり繁殖優秀証をいただけるというのは最高の名誉でしょうね。
  • Lila papa
  • 2008/05/29 10:58 AM
Aruceさん、 「優秀犬繁殖賞」受賞おめでとうございます。

個々の犬の受賞と違い、この賞はAruceさんご夫婦の絶え間ない努力と正確な判断、忍耐、それら全てに送られたものなのでしょう。
まだお目にかかったことはないのですが、楽しく読ませてもらっている記事の内容などから、Aruceさんはこの賞にふさわしい誠実な本当にボクサーを愛している素晴らしい方だとお見受けしております。
そのような方が受賞されていると思うと本当に嬉しくなります。

されにレアちゃんを失ったという悲しい出来事により、計り知れない精神的な重圧や苦悩があったのでしょうね。その頃のお話を聞くと胸が張り裂けそうです。

それを乗り越えて、レアちゃんの命を最も尊いものに導いたのですから、Aruce さん、天国で彼女はきっと微笑んで見守っていると思いますよ。

犬は本当にいろいろなことを私たちに教えてくれますよね。
言葉が無い代わりにその潤んだ目で多くを語る。
ボクサーと出会い、こんなにも人生が豊かになったことにいつも感謝しています。
そして素晴らしい飼い主さんとこのようにお知り合いになれたことも大きな喜びです。
ありがとうございます。


  • Sayaママ
  • 2008/05/29 9:13 PM
エランままさん、ショックだったでしょ、ごめんね。
でも、レアの不幸な事件は、その後のお産をする犬たちに、その経験が生かされています。
今回のブルーメのお産にも、参考になったと思います。
秋にはエランのお産を迎えますが大丈夫!ですよ。
良かったら、何でも聞いて下さいね。
お役にたてればうれしいです。

ブリーが戻ってきたら、いっぱい甘やかせてノンビリさせてやろうと思います。
訓練はノンビリとマイペースで一生続けてくれれば良いと考えています。
  • aruce
  • 2008/05/30 6:46 PM
Lila papaさん、
>他より二倍の努力をする
心にズシリときました。
柔道のお話を伺って、訓練は柔道と通じるものがあると思いました。
犬だけでは、どんなに素質が良くても勝てません。
才能を引き出してやるのは、指導手だと思います。
そして、指導をお願いする訓練士の教え方も大きいですよね。
海外出張が多くて、なかなか訓練練習の時間がとれないと思いますが、宜しくお願い致します。
競技会デビューを楽しみにしています。
  • aruce
  • 2008/05/30 6:52 PM
Sayaママさん、心のこもったお祝詞と励ましをありがとうございます。
あたたかなコメントを拝見して、うれしくて有り難くて、目がしらが熱くなりました。


>犬は本当にいろいろなことを私たちに教えてくれますよね。
おっしゃる通りですね。
子供のいないわたし達には、子供と同じです。
ただ愛しく可愛くて、一緒に暮らしています。
犬たちが健康でいてくれること、長生きしてくれること、それ以上の願いはありません。

Sayaママさんに、このHPをご覧いただける事、親しく交流させていただける事、とても幸せです。
あっ、そうそう。
Lila papaさんが、お会いする度にSayaママさんの事を話題になさってます。
帰国なさるチャンスがあれば、「是非、中部BKの犬たちに会って欲しいね。」って。
  • aruce
  • 2008/05/30 7:00 PM
Aruceさん、優しいコメント返信ありがとうございます。
そのうえLila Papaさんからも温かいお言葉を頂いているなんて、とても光栄です。ありがとうございます。

本当にいつか機会があれば皆さんのボクサーの集いに参加させていただきたいものです。
残念ながらうちのさや嬢の参加は難しいと思われますが…

日本は2週間の検疫があるので連れてかえるのは意味がない、と里帰りするとき御嬢は友人宅に預けているのです。
何日もあの子と離れるのは私のほうが耐えられなくて、いつも駆け足の里帰りになり両親に悪いな、と思ってますけど…
さやは友人宅がとても気に入っているようで、楽しいキャンプ合宿だと思っているみたいです。というのも彼女の家は大きなお庭にプールがあり、泳ぎ放題。そしていつも何匹も犬が走り回っているから遊び友達には不自由なし。おまけに森がすぐ近くにあり散歩しながら川に入ったりするようです。
いつか私もそんな環境で暮らすのが夢です。


実家は関西ですが、姉が岐阜に嫁いでいますので中部日本はとても身近に感じます。
本当にいつか。

それまではこちらのブログでどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

  • Sayaママ
  • 2008/05/31 9:08 AM
Sayaままさんのお姉さまが岐阜にいらっしゃるなんて、なんかご縁を感じます。
もしも機会があれば、ホントウにうれしいです。
願うと叶うって、言霊を信じて、いつかお会いできるのを楽しみにしています。

Saya嬢の寄宿先、代わりにわたしが逗留させていただきたいです。
日本では望めない素晴らしい環境で、うらやましいです。

Lila papaさんは留学生時代を含め海外での生活が長く、とても詳しくていらっしゃいます。
南フランスのお話も彼から伺いました。
自然がいっぱい残った素敵なところにお住いですね。
  • aruce
  • 2008/06/02 3:46 PM
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